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【保育】子どもたちのいい所(長所)の見つけ方。どの子も素敵!

Strong Points

はじめに

自己肯定感が大切というのは、最近よく耳にしますよね。それはわかるけど、子どもたちのために保育現場で何をすればいいの?ってなると、「いい所探し」というやり方がよく使われていませんか?先日、小学生の息子の授業参観に行きましたが、そこでもやっていました。今日いいと思ったことはありませんか?という発表の時間。これが、ダメではないんです。ただ、いい所を強制されても出てこないことってありますよね。
保育現場で、毎日子どもと接していると本当にいろいろな個性がある子の行動に常に臨機応変な対応を求められるでしょう。正直、毎日トラブルだらけかもしれません。それでも、あなたを含め保育士さんたちは一生懸命やっています。そんな中で、本気で見つけられる!いい所探しのやり方をお伝えしようと思います。
この記事から何か一つでも保育のヒントにしてください。

人はつい欠点を見てしまうもの

 知っていましたか?
脳科学の分野で証明されているそうですが、人は長所よりも短所に目が向いてしまうようにできています。
つまり、保育中に気になる子の存在を察知してしまうのは当然の事、ということです。
だからこそ、プロの保育士としては逆の発想を意識する必要があります。
人のいい所を見るには「観察力」が必須なのだと気づくことが大事。保育実習でも、まず子どもたち
の観察から入りますよね。その時、他の子との違いや気になる姿だけじゃなくて、いい所も見つけようとする意
識をつくるといいんです。

困った人たちを助ける

 とはいっても、気になるところしか見つからない…。なんていう人もいるかもしれません。なぜなら、保育現場では最優先が命を守ることなので、危険行為は認められないから。いつもお友だちを叩く、噛みつくそんな現実に困っている保育士さんは多いはず。お母さんも手がかかり困っている、またはうちではそんな事ありません!っていう方も多いですよね。大事なお子さんの命をお預かりして、元気な状態でお迎えでお渡しするのが仕事なので、ここは胸が痛い所ですよね。ふと、あの子さえいなかったら…平和なのに…なんて思うこともあるかもしれません。でも、ちょっとまってください!
 あなたはプロの保育士です。だからこそ、どんな子も受け入れる覚悟が必要なのです。有名私立幼稚園のように、入園の段階で選抜された良くできる子たちの集団だったら、管理するのはそれはそれは楽でしょう。でも、普通の保育園は福祉施設なので、困った人たちを受け入れる場なのです。そこをまず腑に落とすこと。そして、困った人たちは、自分たちだけではどうしようもない人たちなのです。必ず手助けが必要なのです。そこに手を差し伸べるのが社会福祉の役割なのです。あなたはそこの一端を担っています。すごくないですか!?保育のお仕事ってめっちゃ誇れる仕事なんですよ!あなたはすごい。まず、自覚しましょう。あなたは本当にすごい人。

自己肯定感は人との違いに気づくことから

 保育の本によく「気になる子が○○~」というタイトルがありますね。いわゆる発達障がいについての事も情報が増えてきました。そういうお子さんがいるクラスでは、とくにこのいい所さがしが困難…って思う先生もいるかもしれません。なぜなら、現場では行事に向けて練習をしたり突然の避難訓練があって予測不可能の事態にも対応をさせないといけないから。パニックになったりトラブルが起きたりそれはそれは大変ですよね。あぁ、とてもよくわかります。あの大変さ、私もたくさん経験してきました。そんな中でいい所なんて…とつい思ってしまう気持ちも分かります。
 でも、人を育てる立場の保育士、ましてやプロとしての心構えとしては、大変だけどもう1歩先を見れるように工夫しましょう。今こそ、保育士の出番なんです!その秘訣は先ほども言った「観察力」。
あの子の特徴は元気な所だよね。○○ちゃんって集中力高いよね、という肯定的なまなざしを記録して保護者に伝えてあげると、将来その子が何かに行き詰った時に自分の強みや才能はここにあったんだ、と気づくことができます。
ひとつ注意点があります。それは、比較できてよく見えるからこそ、保育士主観のジャッジが入りやすいこと。
保育現場は、まだまだ行事ごとに追われて日々やらせなきゃいけないことがあるのかもしれません。それをやっていると、ついつい子どもたちをまとめたくなって焦りますよね。コントロールしなきゃって。すると、はみ出しがちな子たちは保育者にとってちょっと厄介な存在に見えてきてしまうものなのです。
 ただ、みんなが幸せになる人生を歩むためにはどうすればいいかな?という視点で見ると、はみ出しがちな子の長所も見えてきます。かの、アインシュタインや黒柳徹子さんなど有名な人たちはみんな何かしらはみ出した特徴を持っています。それらは活躍するための強みなのです。

当たり前の100個がいい所

 発達障がいの子たちのよさはわかったけど、普通にいい子たちのいい所を探すのも大変なんだよね、という声も聞こえてきます。そうですよね、当たり前に保育になじみ頼りになる子たちや、普通と思われる子。でも、本当にその子は「普通」でしょうか?実はよく「観察力」を使ってみてみると見えてきませんか?素敵な所が。
 いい所ってね、すごく秀でていなくていいんですよ。例えば、自分でトイレに行けること。これだって立派ないい所です。私もいろいろな個性を持っている子を見てきた中で、年長でも排泄の自立が課題になる子もいました。自分の事が自分でできるってだけでその子のいい所なんです。それを集めたら100個ぐらいでてくるとおもいませんか。自分で靴がはける、自分から挨拶が言える、お話ができる、走れる、跳べる、笑顔がすてき…どの子にも当てはまることだけど、その子に直接言ってあげたことありますか?おそらく、ないと思います。
 こんなところも含めて担任が一人一人のいい所に目を向けるとね、不思議な事が起こります。
子どもたち全員いとおしく思えてくるんです。担任の特権でしょう。本当に大好きなクラスになってきます。
前まで、大変なクラス、という認識だったのが、いい子たちのクラスって思えるようになります。嘘だと思うなら試してみてください。

人の力をかりよう

 子どもたちのいい所を見つけていったけれど、いいクラスなんて思えなかった…という人は、もう少し細かく見ていきましょうか。いい所を書いた紙を見返してください。それって、あなたが思ういい子になっていませんか?その子の資質をよく見て下さい。「観察力」を使います。その子の一日の行動を思い返してみて。なんで、あの子はあんなことをしていたんだろう。その子の気持ちになってみて。その子なりの興味関心、気持ちが見えてくるはず。優しさもみつかるはずです。
 それでも見つからない時は、保育士のあなた自身が自分に厳しすぎる可能性もあります。そんな時は、助っ人として、クラスが複数担任だったら、もう一人の担任の目を借りましょう。そうじゃなかったら、フリーの先生や他に視野が広い先生に助言をもとめてみてください。きっと、あなたにない視点で子どもの事を教えてくれます。私は、毎月の会議で反省じゃなくて、こういう自分のクラスの子自慢をすればいいのに…って思います。そうしたら、その子たちのいい所をもっともっと伸ばすための環境は?運動会の在り方はこのままでいいのか?という議論までいくはずです。

いい所の具体例

ここで、子どものいい所の具体例を出してみたいと思います。
0歳~5歳の発達年齢の差があるので、全ての子に当てはまらないとは思いますが、それでも、何かしらあなたのクラスの子どもたちの役に立つと思います。

・生まれてきたことがすごい
・健康で保育園に通っていること
・食べていること(好き嫌いはあってよい)
・自分でトイレにいけること
・言葉で気持ちを伝えられること
・挨拶ができること
・笑顔がつくれること
・甘えられること
・自分でやろうとすること
・友だちと一緒に遊ぶこと
・興味を持って遊ぶこと
・歩けること
・走れること
・話をきくこと
・絵をかける
・まねっこできる
・違いに気づける
・歌を歌えること
・手伝いをしようとしていること
・挑戦しようとしていること

何でも肯定していきましょう。自分がどう目の前の子をとらえていますか?
できることを見つける天才保育士になってみてください。
すると、職員に対しても、自分の彼氏に対しても、自分の家族に対しても優しくなれるというおまけがついてくるし、すべての保護者から、「先生のおかげです。ありがとうございました!」という声がもらえるんです。
褒め合いの循環って素敵ですよね。

おわりに

 保育士の仕事は本当に忙しいし、コントロールをしないといけない…と思いがちだと思います。
そもそも、コントロールしなきゃいけない行事はいるのでしょうか?子どもたちの才能を一番引き出すには、いい所を伸ばすのがいいと思いますが、まだまだ保育環境には課題があると思います。でも、この記事にたどり着いたあなたには、最高の保育士になってほしいなと思います。子どもたちの未来を信じる種を植えてあげて下さい!

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