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保護者対応にも使える!かまってちゃんの対処法

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はじめに

保育園での保護者の中に、これは困った…もしかしたら話を聞いてほしくてたまらないかまってちゃん!?と思われる方はいませんか。なぜか、話が通じないあの人です。もしくは、私ってかまってちゃんて思われているのかしらと心配している方もいるのかもしれません。ちなみに、あなたはこの記事が読める方なので、かまってちゃんではないですよ!
かまってちゃんに困っている…というお悩み、実は解決できます。大丈夫です。
保育園で例えるなら、かまってちゃんの正体は、自己中心的な3歳児と同じになります。そして、3歳児クラスの子どもたちから学べることというテーマで今回話していきたいと思います。なぜなら、かまってちゃん(3歳児)を変えることは困難だからです。だから、かまってちゃん(3歳児)を変えるよりも、あなたの心を穏やかにしていく方法をお伝えします
申し遅れました、私は保育士17年やってきました、よっちゃんです。いろいろなクラスを担当してそれなりに叱られながらも楽しく成長してきました。私の経験がこれを読んでいるあなたのお役に立てばと思います。
それでは、かまってちゃん(3歳児)を知り、自分の心が楽になって、かまってちゃんへの対応がばっちりになる方法をお伝えします。

かまってちゃんとは、自分の話だけを聞いてほしいという思いが強い人

 一言で、かまってちゃんというとどういう方を思い浮かべますか?
あぁ、思い当たる人いるなぁ~という人はその人のことをちょっと思い出してみてください。
以下の条件に当てはまりますか?

聞いて聞いて

とにかく、あなたと話したがります。内容は自分の興味のあることのみです。よく3歳児の子が「ねぇ、先生みてみて!もぉーはやくこっちきてよ!」みたいな感じで、「先生、聞いてくださいよ。うちの子ってこんなにできるんですよ」「先生のことこんな風に言っていたんですよ。かわいいでしょ」みたいな感じです。
あなたに自分の子どもの話や興味あるネタを知ってほしい。そして、あなたと仲良くなりたいという思いが強すぎて、しかも時間管理の概念がないので、こちらが忙しいことなどお構いなしです。
伝えてくれることは嬉しいのですが、先生は中立で忙しいことを知らないのです。空気が読めません。

ちょっとしたことで怒る

そして子どもと同じで、感情コントロールが未熟です。ちょっとしたことで、イラっとしてしまいそのまま相手に感情をぶつけてきます。感情というものは、相手に強く伝わるものなので、先生としてもびっくりしたり怖く思ってしまいますが、ここは冷静に何を言っているのか聞いてみると案外「あっ、子どもだな…」と感じることは多いです。

相手の気持ちが分からない

日本の文化で空気を読むみたいなものがありますね。集合的無意識です。これが、かまってちゃんはかなりずれている感じがします。基本的に子どもなので、ことわざにも「親の心子知らず」とあるぐらいですから、この空気を読めない子に空気を読めと言っても難しいのです。そもそも「先生」を目指している人は集団でうまくやってきた人が多いので、空気を読めない人の気持ちが分からないのかもしれません。だから、察することが難しい人を頭が悪い、理解力が低いととらえてしまい、それが相手に伝わり先生が嫌いっていう人も中にはいます。
かまってちゃんたちは基本的に自己中なのです。

かまってちゃんは実は先生なのかもしれない

かまってちゃんを理解しようとすると、実は自分も相手のことを理解していなかったんじゃないか?と気づくことができるようになります。相手への関心をもてるあなたは本当にすごいですよ。これ、3歳児には無理ですから。

イラっとしたところ、もやっとしたところには注目!

かまってちゃんを変えることはできないので、基本的にはその方とのコミュニケーションは適当に合わせておく。3歳児と一緒にいるように、とても分かりやすい言葉で笑顔でお伝えするのがいいと思います。
その上で、かまってちゃんを相手にしているときにイラっとしたところや、もやっとした部分に注目しましょう。
komaru

事例1「おたより帳にいつもびっしり。(暇なので)先生ともっと話したい」

 過去に私が困った事例です。お子さん1人で、すごく大切に育てられている方です。保育園なのですが、仕事にゆとりがあるためお迎えも早い時間に来てくれます。時間があるので、子どもの様子が気になるし、先生ともゆっくりおしゃべりしたいので、ついつい長話。先生としては園庭の子どもたちを見ていたいから、ちらちら全体を見つつお話に付き合う感じになります。ここでもやっとしているのは、①話すと子どもが見られない…。すると、友だちのAくんが気になる…とかBくんがちょっと…と他のお友達の指摘をしてくるようになりました。ここでもやっとしたのが、自分の子の心配をしているように見せて、②他人の子が悪いと指摘してくる部分でした。

<解説>①保護者対応していると、うまく保育できないんだよな。話している間にあそこのグループでトラブルが起きて、ケガさせたら、病院連れて行ったりめんどうなんだよな~なんて思いが浮かんでいることに気づきます。これには、私の中の保護者対応が大変という思いと、保育体制をもっとうまくとりたい思いといろいろ混じっています。ここが改善ポイントになります。
 ②次に、なぜ自分の子にAくんBくんとのやり取りをどうするかお家で話そうとしないんだ?そういう家庭教育が一番子どもに響くのに…すべて保育園のせいか。たしかにAくんには私も困っているけど…。それは、今の集団保育のやり方の中ではAくんがしんどいんだろうな。でも、集団保育で保育士の数が決まっているから仕方ない…ってあきらめている自分もいるな。
これは。保護者の教育の力が薄くなっている所、すべて保育園で保護者支援という名の政策を推し進めていますが、そっちじゃないんじゃないのか?一人一人の知識不足と思いやりだけだと思っているのは私だけ?そしてAくんの問題には個人情報で言えない事情があるんです。ここを開示できてみんなが思いやりをもてたら変わるのかな、という淡い期待感などいろいろな気持ちが出てきました。 
 大事なのは、自分がもやっとしたりイラっとしたところには、問題解決の糸口が隠れているんです。ここに気づけると、かまってちゃんでも何でも冷静に自分の成長や気づきにつながるのです。この事例はあくまで私の場合なので、他にも答えや気づきは沢山あるでしょう。
iraira

事例2「先生の嘘つき!」

これは、もっと感情的になる保護者の方から言われた言葉なのですが、その方のお子さんが少し気にある行動があり、そのことをお伝えしたのですが、お家でお子さんに確認されたようで何か違うと感じたのでしょう。「先生の嘘つき!うちの子はやってないと言っています。うちの子だけをいじめているんじゃないですか?」と、かなり感傷的に言われました。①嘘つきって…意味が分かりません。記録にも書いてあるし、一緒に保育していたパートさんも現場で見ているのに?そのお母さんは一生懸命子育てをしているのですが、コミュニケーションにズレがありました。本人が自覚しているかどうかはわかりませんが、他の保育士もそう感じているようです。
そして、お子さんの行動を確認するときおそらく威圧感があるため、子どもが自己防衛していて、嘘をつきます。お子さんがついている嘘を真に受けている状態でした。
この事例では、いろいろあったのですが、お母さんとけんかしてもらちがあかないので、話を聞く姿勢にだけ努めるようにしました。②こちらの感情を抑えるのがとても大変でしたね~

<解説>私がこの事例から学んだことは、①身に覚えのないことで怒られたことは初めてでびっくりでした。
でも、お母さんからしたら、はっきり言ってもらわないとわからない。けれど、我が子のその行動を認めたくない自分がいる。子どもは違うって言っているし、すごく混乱しているから、先生そんなこと言わないでください!というお母さんの心の叫び声みたいなのが聞こえたのと、感情的になる姿って醜いなって冷静になってる私がいたのに気づいたこと。②理不尽に怒られている自分がイヤで反抗したくなってきたけれど、ここは理性で抑えて保育のプロとして聞く姿勢に徹しようと決めた事。私すごいじゃんと認めつつ、どう打ち負かそうかと頭をぐるぐる巡らせていたこと。最後に園長から「まるで子どもの言い訳ね」と言われたけど、それでもイライラしたことなど。最終的には、相手は3歳児という言葉で許せましたが、消化するのに時間がかかりました。この場合は相手のお母さんの気持ちをもっと考えてゆっくり信頼関係をつくってお伝えするとよかったんだなという反省点はありました。ただ、小学校への引継ぎまでに時間がなかったので、早めにお伝えすることになりトラブルに発展しました。周りの保育士も心配してくれたけど、私はいろいろな知識とこういう心の整え方を知っていたので、この経験がむしろ勉強になったとすら思っています。あのお母さんには他責ではなく、自分の今の状態を認めてうまく乗り越えて行って欲しいなと願うばかりです。
sanpo

これを読んでいるあなたはかなり成長できる人!

 もし、ここまで読んでくれている人がいたら、かなりすごい人ですね。保育士って文章読むの苦手な人が多かったので。私はそれを知っていて、あえて沢山の本を読んできました。デジタル関係などが苦手な人が多い職場であえて、デジタルに強い人でいることで役立つし、信頼があがるのと同じように、あえて本を読み知識を入れて知っていることで役立つことは山ほどあります。

そもそもかまってちゃんは気づかない。メタ認知できてない

あなたも身に覚えがあるはず。めんどくさい出来事はあの人が悪い!社会が悪いとだれかのせいにすればいい。考えなくて済む。そしたら楽なんです。だから、かまってちゃんたちはいつもそうしています。自分の気持ちを振り返ることがありません。
だから、これを読んでいるあなただけは、「どうしてそうなっているんだろう?」「どうしてこんな気持ちになるんだろう。」「あの先生はそうなっていないのに…。」と自分の気持ちを深堀りするクセをつけるといいです。これが、メタ認知。非認知能力につながります。

自分を癒し、心も身体も軽くなる

まず、誰かに叱られた時に、自責をする癖がある人はそんなことしなくていいです!と断言します。それは、自分を責めても何も生まないから。悔しいという気持ちが湧いてきたなたらしめたものです。そこは成長の余地しかありません。悔しさは成長のバネになります。その悔しさをエネルギーにして、叱られた出来事の裏にあるスキルを磨いてみると大きく成長できます。愛情のある叱り方をしてくれる人なら信頼できます。
しかし、ただのかまってちゃんで、自分のイライラをぶつけてくる人はスルーです。対抗せずに、あぁ、かわいそうに…がんばれという慈悲で見守るぐらいでいてください。そこにあなたへの愛情は全くないので、感情を右から左へ受け流してください。あなたへの自責は本当に必要ないです。落ち込む必要も全くありません。そこから、学ぶべきことを一つぐらいもらったらもうけもんです。そして、距離をとってください。あなたとは関係を持ってはいけない人だったと。どうしても距離を取れない場合は、適当に褒めてあげて下さい。認められたい気持ちが人一倍強いので。ただ、それは保育士の仕事ではないので、心理カウンセラーにつなげるといいですね。

傷ついた自分を癒すことで、とっても楽になれる

 社会に出て、人と話していると時に傷ついたり、イラっとしたり、もやっとしたり何となく自分の感情が揺さぶられることはあると思います。それが、保護者にせよ、恋人にせよ、友人にせよ、家族にせよ人が2人揃ったらもう社会になります。大人になったあなたが向き合うのは、子どもの時に社会に適応するために抑えこんできた思いを解放する事なのです。何の事?と思われるかもしれませんね。
例えば、先ほど私が過去にもめた保護者のイライラを振り返ってみると、私は理不尽な怒られ方にイライラしていました。理不尽に怒られたことって過去にありませんか?私の場合は、教えてほしかった、その情報さえ知っていたら生きやすかったのにという事が母と私の関係の間にあり、その事で母を見下していた感情がありました。これは、癒す部分が人それぞれなので一概に言えませんが、こういう一つの出来事を深堀して過去の自分の傷ついたりイヤな感情を「そっか、見下しちゃっていたんだね」「なんで?」「教えてほしかった。言ってもらったらわかるもん」「なんで?」「母を助けてあげられるじゃん」「なんで?」「一人で背負っている母を助けたかったのに…」って言う感じで深堀して「なんで?」を繰り返していくと答えが出てくる場合があります。その気持ちを自覚することが大事で、自分の中で「そっか!!!!!!!」が生まれてくると、すごく楽になれますよ。これが、自分のブロックの解除のやり方です。大体自分の母親や父親との関係性の中に問題がでてくることが多いですね。

自分でできない時は、すでにブロックがはずれている人と会ってみるとわかります。こんな風になれたらいいなみたいな憧れがでてくるか、嫉妬が生まれるかはまた人それぞれです。
 楽になるといいですよ。人生が楽しくなります♪保育も寛容になってやりやすくなると思います。

隠れていた気持ちに気づく

あなたの中には、今まで生きてきた中での悲しみ、憎しみ、許せない、怒り、寂しさ、恥ずかしさ、屈辱、無力感など今まで抑えてきた気持ちが隠れています。かまってちゃんを通してどこがが、刺激されているだけなのです。かまってちゃんじゃなくても、映画や本、歌などで感動できる人は響いたフレーズの中にあなたの認めてほしい隠れた気持ちが埋まっていることもあります。

本当の意味で理解できる

ここまで読んできて、あなたが思い浮かべるあのかまってちゃんたちを、あぁ、子犬がきゃんきゃん吠えて噛みついてきたけど、ムツゴロウさんやナウシカのように(例えが古いかも…)一度噛ませてあげて手なずける方向でとらえることができたわ。って思ってもらえると心が軽くなりますよ。
感謝しずらい相手こそ、感謝してみると自分の心の持ち方が変わります
あぁ、あの人は褒められてきた回数が少ないから、すごく褒めてほしいんだろうな、認めて欲しいんだろうな。あぁ、3歳児が無理してがんばってるわ~ってちょっと寛容になるといいです。そこを乗り越えていくのはその人自身にしかできません。迷惑な部分は3歳児でもわかりやすいように伝えてあげて、適度な距離を保ってください。

自分の軸がしっかりしていれば、心は折れない

こういう風に人間関係が見れるようになると、子ども同士のケンカも大人同士の意見の違いもどこに原因があるのか、価値観がどうちがっているのか、精神レベルがどう違うかがみえてくるようになります。
すると、他責をしている人の大半を、あぁがんばれ…と温かく見守れます。人を変えることをしなくなります。
保育園で言うと、ごめんねを強要することもしなくなります。子どものケンカをみて、Aくんはごめんねを絶対言いたくない。Bくんはごめんねを言って欲しい。という状態を、冷静に見てAくんはプライドが邪魔をしていて屈辱的な気持ちを感じる「ごめん」という言葉を言えないんだな。これは、今まで心に反して言わされてきたからかな?とか、もしかしたらごめんねの前に伝えたいことがあるんじゃないかな?とか、Bくんは「ごめんね」といえば許してもらえるという経験を積んできたのかな。Aくんのプライドとか屈辱とかを味わったことがないから気持ちを知らないのかもしれないな、ここをBくんに教えてあげると、Bくんの成長になるかも…みたいにとらえられるようになるかもしれません。
この世ははいつも知識があり、寛容な人たちがうまく平和にまとめているのです。保育士はこの立ち位置なのかなと思います。感情の未熟な子どもたち同士のやりとりのエキスパートです。これ、どこでも役立つ力です。

自分の時間に集中できる

こうして、自分の感情を深堀して、いろいろな出来事を俯瞰的に見られるようになると、自分は何のために仕事をしているのか、どこを大切にして子育てをしていきたいのかということが見えてきます。
私は本当の平和って何だろう?発達障がい児たちを含めた社会の在り方ってどうするといいかな?それには行事の意味を見直す方がうまくいくんじゃないかな?と考え始めました。コロナがきっかけで変わったことも多いですが、この感覚を現場ではうまく言語化できませんでした。でも、今ならできます。モヤモヤを言語化する。まだまだ、未熟ですが、自分の思いを載せていろいろ発信していきたいと思います。そこに自分の時間を使うことに決めました。

あなたは、どこに自分の人生の時間を使いますか?

まとめ

  • かまってちゃんは、基本子どもと同じ距離感で接する
  • かまってちゃんから受けたイライラやイヤな感情だけに焦点を当てる
  • イヤな感情から見えてくる、過去の自分の中のやりきれなかった思いを癒す
  • 冷静になり、自分の本当にやりたいことに集中できるようになる
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