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【⑦自然との関わり・生命尊重】幼児期終わりまでに育ってほしい10の姿

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保育所保育指針解説より

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保育所保育指針解説より

考え方のポイント

自然との関わり・生命の尊重について

A.大人が定義する自然とは?
B.大切にされている
C.周りの子もみんな大事

という視点から

①子どものとらえ方
②保育士の役割
③具体的な内容

の3つに分けてそれぞれ私なりの解釈をお伝えします。
何か、考えるきっかけになると嬉しいです。

A.自然とは?

自然というと何を思い浮かべますか?
山、川、海、空?

それとも子どもたちが日々触れ合っている畑の野菜たち
アリ、ダンゴムシ?

または、普段食べているお米、パンから連想する稲や小麦?

私たちが着ている衣服も、もとの素材をたどると羊毛だったり、
これも大きくとらえたら自然ではないでしょうか。

自然って何でしょうね?
自然との関わりって子どもにどう教えていくのでしょうか。
こんな疑問を抱きつつ保育士としてどう関わっていくのか
伝えていきます。

①子どものとらえ方

まず、目の前の子どもの興味関心が外にあるかどうかは大切な視点です。
身近な自然に興味を持っているか、自然現象に興味を持っているかをみます。

子どもって興味のあることは、自然と考えていますよね。
でも、集団生活の場では自然に関わるというものが
ある特定な自然に偏りがちです。
子どもが何に興味をもっているかを観察しましょう。

②保育士の役割

子どもを観察していたら、例えば雨音に気づく子がいるのではないでしょうか?
そんな時、普段の保育に追われていると見逃してしまう場面でしょうが、
あなたが、とても自然物というものに関心を持っていたらどうでしょうか?

日頃からキャンプに出掛けたり、空を見上げたりしていると
体で感じる何かがあると思います。
(なんかスピリチュアルな感じになってますが…)

保育士が自然に敏感だと、その子が雨の音に耳を澄ませている姿が素敵に見えます。
でも、自然は後回しだと(毎日バタバタなので、みんなそうです)
そんな雨音に気づく子はスルーされてしまいますよね。

だからこそ、自然や身の回りのちょっとしたことに関心を持ち視野を広く持つ。
子どもの興味を出発点にして、保育士の感性を伸ばしていくのです。

③具体的な内容

最近は、地球温暖化の影響で大雨の日が続いています。
時々、保育中にも雷がなったりすると、子どもたちは興味を持ったり
震えて逃げていたり、いろいろな反応がありますよね。

私が持っていたクラスでも、音に敏感な子は机の下に逃げたりしていました。
「すっげー」と窓際に見にくる子もいますし、おへそを隠す子もいました。
かわいいですよね。

怖がっている子には安心を与えてあげること。
興味を持っている子には例えば、雷ってどうしてなるのかな?
なんて質問してみると、楽しい答えが返ってきます。

ここで、理科の授業のように電気のことを伝えてもいいし、
ファンタジーの世界で、雷様が太鼓を鳴らしていても正解です。
要は、関心を持たせる関わりができていればいいんです。

また、身近な素材、例えば折り紙で遊んでいるとしましょう。
これを適当に切り刻んでポイっと捨ててしまう子がいます。

この子はハサミで切ることをやりたかったのかもしれませんし、
ただの暇つぶしだったかもしれません。

しかし、この時にモノを大事にすることも伝えていきたいことです。
強制ではないですが、まずは知らせること。
ポイっと捨ててしまったモノをもう一度見直すことで、
違った遊びが生まれるかもしれません。
この感覚は日本独特の“MOTTAINAI”精神かもしれませんね。

この“MOTTAINAI”は、今注目されているSDGSにもつながると思います。
ぜひ、保育でも取り組んでアピールしてみてくださいね。

B.大切にされる

生命の尊重を考える上で、
まず、命が安全な場所で守られている事が大事です。
その上で、かわいがってもらっているか、
大切にされているかが
その子の核をつくります。

赤ちゃんでも、お母さんがそばで見ていると
安心して遊び始めますよね。
では、保育の場ではどうとらえていくかを説明します。

①子どものとらえ方

子どもが大事にされているというのは、
子どもを尊重している大人が周りにいることです。

保育現場で働く皆さんは、いろいろなお子さんをみてきていますよね。
おわかりになると思いますが、情緒不安定な子は周りの大人が不安定です。

これは、保育園だけでは解決できませんが、
できるかぎりの愛情を与えつつ、見守っていきます。

一見、普通に見える子も、実は何かしら抱えていることがあります。

②保育士の役割

保育士は、まず、子どもの話を聞いてあげます。
大人も子どももみんな自分のことで精一杯なのですが、
聞いてもらうと、ちょっと気持ちが落ち着きます。

これって、職場の同僚にも同じことが言えるのですが、
なかなか同じ保育園の中でじっくり話すって難しいですよね。

私はせっかちだったので、人の話をじっくり聞く事が苦手でした。
しかし、傾聴ということを学んで、反省しました。
今まで、じっくり聞いてあげれていなかったんだなと。

③具体的な内容

具体的には、子どもの話を聞くだけでよいです。
ここで注意なのが、相手の話を聞いているうちに
分かったつもりになって口をはさむこと。

私はこれ、よくやってしまい本当に反省なのですが、
子どもって、自分の気持ちを言語化できる所が少ないので、
言葉を紡ぐのに時間がかかります。
ここの部分で、待ってあげられる度量があるかどうか。
ここが保育の質なんだろうな、と思います。

また、家庭で話をしっかり聞いてもらえている子は
心が安定している傾向がありました。
とってもおしゃべりな子のお母さんたちは
うんざりしてもいましたが、ちゃんと我が子と向き合っていましたね。

C.周りの子も大事にされている

最後のポイントは、集団生活において保育士の立場を客観視すること。
これは、自分も友達もみんな尊重されていることがみんなに伝わります。

どういうことか説明していきますね。

①子どものとらえ方

クラスにはいろいろな子どもたちがいます。
その中で、いつも声かけをする子がいますよね。
問題は、いつも叱られないおとなしい子たちです。

最近、HSPという言葉も出てきていますが、
クラスには、叱られている子を見ているだけで辛い子もいるんです。

そういう子たちは、保育園行事のおばけやしきなど
驚かされることも苦手だったりします。
では、こういう子たちにどう接していけばよいのでしょうか。

②保育士の役割

クラスにHSP傾向の子がいる場合、
集団全体に配慮して
叱る子がいる時はなるべくマンツーマンで見えない所で伝えてあげます。

とはいうものの、難しいことが多いですよね。
ただ、HSP傾向の子たちの気持ちもきちんと読んであげる
意識を保育士はもっておけると、対応が違ってくると思います。

また、保育士自身が身の回りの環境に目を向けて
丁寧に接することが大事です。

私の先輩で、とってもすてきな環境づくりをする先生がいました。
よくある、季節の飾りでうさぎとかくまの絵を壁に貼るのではなく、
ピーナッツで作ったひな人形を飾ったり、
その辺にある草花を花瓶にさらっと飾ったりと落ち着いた環境を
演出していました。

保育現場って子どもが沢山いて、服も結構にぎやかな色合いで
壁面も色とりどりになりがちですよね。
でも、ちょっと穏やかな雰囲気をつくり出すだけで
そのクラスも居心地の良い場所になります。

③具体的な内容

具体的には、クラス全体で叱るときはマンツーマンという
話をしましたが、もう1つ。
何か、伝えたいことがある時、保育士って感情に訴えかけようとして
強く言う事ってありますよね。
もちろん、プロとしてわざとそれをする時もあります。

しかし、HSP傾向の子には、気になる事を感情を抑えて伝えてあげるのが大事。
感情を受け取りすぎてしんどくなってしまうのです。

毎日クラスを見ている保育士は、この辺のさじ加減が
分かっていると思いますが、
初めてクラスを持つときは、この子には強く言いすぎると
よくないな、という肌感覚がないと思います。

一番良いのは、クラス内に明確なルールを作る事。
これは良いこと、これは悪いこと。
ルールを書いて貼っておくのもいいですね。
クラスのルールがしっかり作れていると、みんなが安心して過ごせます。

まとめ

matome

A.大人が定義する自然とは?
B.大切にされている
C.周りの子もみんな大事
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