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元保育士が教える、連絡帳を書くのが苦手な人への5つのコツ

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連絡帳やおたより帳って正直大変じゃですか?

 毎日の連絡帳。
すべての子のものに目を通して、
お昼寝の時間や自分の休憩時間をつぶしたり、
子どもたちが落ち着いている時間を見計らって、書く作業。

楽しい事もありますが、
時間に追われているときは、正直めんどくさかったり、やる気がおきない事ありますよね。
また、何を書いていいのか悩むこともあるでしょう。

 連絡帳は子どもたちの家庭の様子を知れていいものなのですが、
何せ保育士には時間が無くて、焦るんですよ。
子どもたちを見守りつつ、日々あわただしい中で、時間の確保が難しい。
1冊5分としてもクラス20人いたら、100分ですよ!
1時間40分も連絡帳を書く時間なんて、とれませんよね。

だからお迎え時に口頭で伝えてもいいのですが、
保護者の中には思い出に残るから連絡帳を書いてほしいと思っている人も少なくありません。
保育士として働いていた頃、このニーズを満たすのが大変でした。

連絡帳を効率よく、うまく書きたいあなた。
以下の記事を読んで、自分を知り、うまく書くコツをつかみ
明日からの保育を少しでもラクにしてくれるといいなと思います。

あなたが連絡帳をうまく書けない理由

時間が足りない

 あなたが、乳児クラスの担任ならお昼寝時間に書いていることだと思います。
でも、昼寝中って呼吸のチェックや、
うつぶせ寝をしていないか15分ごとに確認しつつ、
連絡帳もすべて記入しなければいけないですよね。

しかも、誰か1人泣いて起きたら対応をしますよね。
どうやって連絡帳を書く時間を捻出するのか。もはや職人技ですね。
 
幼児クラスの担任でも、担当してる人数が多いので、
1日ですべて書ききるのは困難ですし、お昼寝もない所が多いので、書く時間がそもそもないですね。

文章力がない

 毎回「今日は…」から始めてしまったり、」子どもの様子は思い浮かぶけれど、
面白く書けないことってありませんか。
私もそうでしたね。
書きたいけれど、うまく表現できないし、文章が長くなってしまう…なんてことよくありました。

子どもの遊んでいる様子が、思い浮かばない

 もし、一斉保育が中心の保育園で勤めていたら、
保育士が次々に活動をひっぱっていかなくてはいけないので、
あれこれ考えていて、子どもの様子が見えないということもありますよね。

最近はカメラで子どもの遊んでいる様子をとって、伝える方法もありますが
予算の関係などで、毎日できないこともあります。

 また、子ども相手なので、おもらししたとか嘔吐があったなど緊急対応で
時間があっという間に過ぎてしまう日だってあります。
そんな時、他の子の様子は思い浮かびませんね。

遅番の日は、子どもと過ごす時間が少ないので給食の様子のみしか書けない事もありますね。

相談の答えがわからない

 まだ、結婚もしていなくて子どもも産んだことない保育士さんなら、
保護者からの育児の悩みに共感できない。という事があると思います。
連絡帳に悩みが書いてあるけれど、どう返答していいか困る事ってありますよね。
 また、苦情が書いてあると、ショックをうけますよね。

特定の保護者に苦手意識がある

 保護者の中には、まじめで丁寧な字で毎日子どもの様子を書いてくる人もいると思います。
そういう人相手だと、保育士も毎日書かないといけないとプレッシャーがありますよね。
でも、会議や研修などでどうしても書けない日もあるし、しっかり書こうとすると身構えてしまいますね。

 では、以上のことを踏まえた上でどうしたら、うまく連絡帳を書いていけるのか5つのコツをお伝えします。

連絡帳を書くための5つのコツ

①1日5人だけは必ず本気で書くと決める

 乳児クラスなら、分担を決める。
ここがあいまいだと、職員間でもめる原因になります。

ただ、あなたが若い保育士ならそこまで早く書けないと思うので、
先輩に頼りつつ、スキルを磨いてください。

 私がやっていた方法は、まず子どもたちの寝かせの段階で
自分で寝られる子たちはそっと見守り、そばに必ずつく必要がある子の横に座ります。
そういう子は寝つくまで時間がかかるので、そばで安心感を与えつつ、連絡帳を書くようにしていました。

優先順位は子どもたちなので、子どもの様子をみつつ、
今なら大丈夫という時間をうまく工夫して書いていましたよ。
これも慣れです。

 幼児クラスの担任は1人のことが多いですよね。
そうなると全員分書くのは難しいと思います。
子どもたちも大体の子は言葉を話すと思うので、
保育園の様子を自分で伝えられると思います。

そして、親も保育園生活に慣れてきているので、
毎日連絡帳に子どもの成長記録のように書いている人や
全く書かない人など、それぞれのスタイルができています。
まずは、保護者に合わせて返事を書くペースを決める。

そして、1週間でクラスの人数をわけて、
毎日少人数ずつ子どもの様子を書いていくように考えていきます。
例えば、1日5人×5日で全員分かくことを自分で決めて、
その日はその5人を中心に遊びの様子をじっくり見ていくようにします。
すると、1週間で自然とクラス全体がみれるようになっていきますよ。

②テンプレートを用意しておく

 テンプレートは、あなたの書きやすい形という事です。
いろいろな例がありますが、じっさいにそのまんま使える例ってないですよね。
自分のクラスの子の様子なので、成長はあなたならわかるはずです。
 
しかし、不安な方もいるので、大体の書き順をお知らせしておきます。

 ・お返事を書く
 ・エピソードをいれる
 ・保護者のお悩み別に成長の様子をいれる

 まずは、お返事を必ず書く。というスタンスは忘れないでください。
書くという行為は、読んでほしい、伝えたい!と
保護者が思っているので、ここには丁寧に答えましょう。
これが続くだけで信頼関係ができます。
 
「今日は…」から始まっているのを気にする人もいますが、
自分が書きやすい出だしならOKだと思います。
ただ、「○○くん、こんなすてきな姿がありましたよ」
「○○ちゃん、こんなお手伝いをやってくれました」
「○○くんが、年下の子に優しく接していました」など
気になるエピソードがあれば必ず入れてあげます。
 
ここで、保護者が普段から気になっていることを盛り込むといいですよ。
例えば、言葉の発達が気になる保護者に対しては
「○○くんは、給食の時においしいとつぶやきました!」
なんてことを付け加えると保護者は成長を感じて嬉しくなるものです。

③保育中に”つぶやきメモ”をとる

 毎日忙しくて、いざ連絡帳を開くと、
この子何していたっけ…なんてこともあるかもしれません。
特におとなしくて手のかからないお子さんだと余計に印象に残らないかもしれませんね。
 
 そんなときに、“メモ”です。
走り書きでもいいので、名前と一言書いておくだけで、記憶がよみがえります。

乳児クラスなら「できた」「どうぞ」とか一言かもしれませんが、
この言葉を発した前後の様子を書くと、うまく伝わりますよ。
メモから思い出すのです。

 幼児クラスはつぶやきが多すぎてメモしきれないかと思いますが、
例えば砂場でのやりとり
「ねぇ、ここでお花屋さんやろうよ」
「じゃあ、桜のはなびらひろってくるね」とか
「こっちで川つくろうぜ」
「じゃあ、ここに山をつくろうよ」なんて
友だちと協力している場面を選んで、連絡帳に書くと、
保護者は友だち同士の関わりをもっていることに安心します。

あなたが気になった場面は、
そのまま保育記録にも使えるので、
こういう関わりが見られて友だち同士のやりとりが
もっと深まるように環境を整えていこう、
と反省や次の行動につながります。

④相談事は先輩や園長先生に助けてもらう

 保護者から、
「うちの子は友だちの○○くんと、ケンカをしたようで困っています。
○○くんのお母さんと直接お話したいのですが、連絡をとっていただけませんか?」
なんて苦情めいた連絡があったらすぐに相談です。

もし、乳児クラスだったら、複数担任なので事実確認をしてから、返事を書きます。
幼児担任なら園長先生か次席の先生に報告して、どう対応していくか決めてから返事を書きましょう。

私は、「このおたより帳の内容深刻かも!」と感じたら、
すぐに園長先生に連絡帳をもっていって相談していました。

こういう問題は、第3者が入ったほうが、解決しやすいのです。
まずは、事実確認をしてください。

そして、相談事や苦情などは直接話したほうが、
保護者の感情や気持ちも分かりやすいので、
連絡帳にかかずに直接お話しするようにしましょう。

もし、園に非があるような時は、丁寧に謝罪します。
最初はぎくしゃくするかもしれませんが、
こういう丁寧な対応の積み重ねが信頼関係をつくっていきます。
そして、園のやり方の見直しにつながります。

⑤他の職員の連絡帳の書き方を盗む

仕事を始めたばかりだと、おたより帳の書き方もうまくないのは当たり前です。
どうやって書けばいいのか悩んでいるなら、
そばにいる先輩先生たちや他のクラスのおたより帳を見せてもらってください。

先生によっても個性がでるので、連絡帳に書かれている内容がいろいろあると思います。
ただ、あなたが、
「あっ、こういう書き方すてきだな」という
表現があったら、メモしておいて使える場面ではどんどん使っていきましょう。
文章は使うことで磨かれていきます。

保育スキルも磨きつつ、連絡帳もやりとりを楽しむようにしてくださいね。

補足:絵文字って使っていいの?

絵文字の使用ですが、私は基本的にはOKだと思います。

最近は、LINEやメールなどで絵文字での交流が一般的になっているので、
連絡帳にも絵文字を使う先生が多くなってきました。

お母さんたちも慣れているので、抵抗感なく受けとっていますね。
ただ、中には「先生と私は友だちではないですよね?」という方もいるので、
相手はしっかり見極めて下さい。
これがもとでトラブルになるケースもあります。

今は、大体のお母さんたちが絵文字を入れてくれた方が、
親しみがわいて信頼感が増すという印象です。

たまに、英語やローマ字しか読めない方もいます。
そういう方には積極的に絵文字または、イラストを描いて、伝えるようにしてきました。
会話はできるけど、文字が苦手という人も多いので、
なるべく口頭で伝えたり工夫しながらコミュニケーションをとってください。

さいごに

連絡帳をうまく書ける人は、保育もできる人だと思います。
連絡帳が書けないと悩んでいることは悪い事ではありません。

それは、あなたがこれからぐんぐん伸びていく人だから。
この記事を読んでくれている時点であなたは向上心のある人です。

書ける人は保育に向き合い、継続してきた人で子どもを視る目がある人です。
それはかっこいいと思います。
連絡帳で、子どもの好きな事や成長した姿をうまく伝えるスキルを磨きつつ、
これからも保育にあたっていってください。

毎日やっていくと必ず見えるものがあります。
保護者の立場は今はわからないかもしれません。
こればかりは、産んで初めてわかるところもあります。

でも、今のあなたの保育でいいのです。
子どもたちはあなたが大好きですよ。
連絡帳での保護者とのコミュニケーション、頑張ってください。

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